スチールベルトのディムコ、開発室の藤田です。
今回は、ステンレスベルトを搬送用途以外で少し変わった使い方としての事例を紹介しようと思います。
◆ステンレスベルトとフィルム製膜プロセスとの関係◆
溶液流延法(キャスティング法)にベルトを使用する例です。
溶媒に溶かされた樹脂(ドープ)は超鏡面ステンレスベルト上に流され広げられ、溶媒が乾燥されて残った樹脂がフィルム化される方法です。
ステンレスベルトを使用する方法は、以下の特長などからフィルム製膜用途で採用されます。
・鏡面性が高いため、表面平滑性をフィルムに転写できる(高透明光学フィルムに必須)
・厚み精度が高いため、膜厚ムラが非常に少ないフィルムを成膜できる
・振動の少ない搬送特性を活かして、膜厚ムラが非常に少ないフィルムを成膜できる
・溶媒に対する耐腐食性がある

溶接ベルト、シームレススリーブに鏡面研磨加工
製膜工程ではベルト表面の微細形状がフィルムへ転写されるため、板厚の測定によって研磨量を精密に管理し、ベルト表面を超鏡面レベルまで研磨仕上げしています。
搬送用ステンレスベルトだけでなく、フィルム製膜向けの鏡面ステンレスベルトについても、お気軽にご相談ください。